きのこの効果・効能について解説します。

しいたけ、えのき、しめじ、まいたけ、えりんぎ…さまざまな種類があるきのこ類。

食卓の上では、脇役になることが多いこのきのこ類ですが、実は優れた健康効果が期待できます。

しかし、きのこにどのような効果があるのか知っている人は少ないようです。

そこで今回は、きのこに期待できる効果・効能を紹介します。

効果的な食べ方も紹介するので、是非、チェックしてみてくださいね。

「きのこ」とは

菌類の中で繁殖器官である子実体が比較的大型のもの,またその子実体のことを言います。

子実体とは、直物の花の様なものと言われています。

ただ、きのこは、カビなどと同じく通俗な呼び名で厳密な定義はできない様です。

きのこの効果・効能

きのこの効果・効能について紹介します。

脂肪を減らす効果

きのこには「脂肪を減らす効果」が期待できます。

キノコキトサンが脂肪の吸収を抑えて体外へ排出

きのこ類には、キノコキトサンと呼ばれる成分が含まれています。

これは、次の成分などで構成される複合食物繊維です。

・キノコ由来の植物性キトサン
・β-グルカン
・複合糖質

キノコキトサンは脂肪の周りに薄い膜を形成して、小腸で脂肪が吸収されるのを阻止し、脂肪を体外に排出する効果がみられます。

脂質の多い肉や揚げ物などを食べる際、きのこ類を一緒に食べると脂肪の吸収を抑えることができるので、とくに中性脂肪が気になる方にはおすすめです。

ビタミンB群やエノキタケリノール酸が代謝を促進

きのこ類には、エネルギー代謝に欠かせないビタミンB群も豊富。

ビタミンB1 は糖質の代謝を、そしてビタミンB2は脂質の代謝をサポートする働きがあります。

これらの働きにより食べた物を効率よくエネルギーに変換することができて、脂肪の蓄積を防ぐことができます。

また、エノキに含まれるエノキタケリノール酸も、脂質の代謝を活性化して、内臓脂肪を減らす効果があります。

食物繊維が糖質の吸収を抑える

きのこ類に豊富に含まれる食物繊維は、血糖値の上昇を緩やかにする効果もあります。

血糖値が急上昇に血液中に糖が溢れると、脂肪として蓄えてようとため、血糖値の上昇を緩やかにすることは、脂肪の蓄積を防ぐことにつながります。

そこで優れた効果を発揮するのは、きのこ類に含まれる食物繊維。

きのこなど食物繊維を先に食べておくことで、食物繊維が糖分に絡みつき、糖分が小腸で吸収されるのを遅らせることができるのです。

また近年注目を集めているのが、マイタケに含まれる多糖体「X-フラクション」。

これは、インスリン値の調整をする作用があり、血糖値正常にする効果が期待できます。

コレステロールを減らす

きのこ類には「コレステロールを減らす効果」が期待できます。

特に悪玉コレステロールが増えすぎると、動脈硬化が進んでしまいます。

動脈硬化は、脳卒中や心筋梗塞など命にかかわる重大な病気を招く危険な状態です。

コレステロール値が高い方は、ぜひ毎日の食事にきのこを取り入れて、コレステロール値の正常化を目指しましょう。

β-グルカンがコレステロールを排出

きのこ類に含まれる食物繊維の一種「β-グルカン」は、コレステロールを排出する効果が期待できます。

β-グルカンは、体内のコレステロールを絡めて一緒に排出する作用があります。

なかでもマイタケは、β-グルカンが豊富。

コレステロール値が気になる方は、積極的に取り入れてみてくださいね。

エリタデニンが悪玉コレステロールを減らす

しいたけやマッシュルームに含まれている「エリタデニン」という成分は、悪玉コレステロールを減らす効果が期待できます。

エリタデニンは水に溶けやすい性質があるため、干しシイタケの場合は戻し汁は捨てずに、料理に使用するようにしましょう。

しいたけには、エリタデニンという他のきのこ類にはない特有の成分が含まれています。

エリタデニンは血液中における悪玉コレステロール値(LDL)を下げ、善玉コレステロール値(HDL)を高め、総コレステロール値を下げる働きをし ます。

乾しいたけを継続的に食べると、総コレステロール値を下げることによってスムーズな血流となり、血圧を下げることも期待できます。

免疫力アップの効果

さらにきのこ類に含まれる「β-グルカン」は、私たちの健康の源「免疫力」をアップする効果も期待できます。

β-グルカンは、腸内で免疫細胞を増やして活性化させる働きがあり免疫アップにつながります。

免疫細胞の多くは腸内で作られるので、腸にで働く「β-グルカン」は効果的です。

免疫力の向上は、次のような効果をもたらします。

・花粉症などのアレルギーの予防と改善
・風邪やインフルエンザの予防
・がん細胞の抑制

βグルカンは、腸内の免疫細胞にダイレクトに働きかけてくれる食物繊維。さまざまな働きで身体を守ってくれるインターフェロンというタンパク質の生成を促進したり、免疫機能を司る器官をサポートするといった働きがあるため、摂取をすることで総合的に免疫機能を高めてくれるといわれています。

便秘解消の効果

きのこ類には「便秘解消の効果」が期待できます。

きのこに含まれている食物繊維は、ご存じ「便秘」の解消に効果を発揮してくれます。

食物繊維には、腸内環境を整える水溶性食物繊維と、便のかさを増やして蠕動運動を活性化する不溶性食物繊維がありますが、きのこ類には、とくに不溶性食物繊維が豊富に含まれています。

この食物繊維の働きにより、腸内環境が改善し正常な働きがをサポートし、便秘解消を促します。

便秘による肌荒れやイライラ、倦怠感の解消にもつながるので、便秘がちな方は、積極的に摂取するようにしましょう。

骨を丈夫にする効果

きのこ類には「骨を丈夫にする効果」が期待できます。

きのこにはビタミンDも含まれています。中でも、紫外線をたっぷり浴びた干しシイタケはビタミンDがたっぷり!

ビタミンDは、カルシウムの吸収になくてはならない栄養素です。

カルシウムの吸収をサポートして、丈夫な骨や歯をつくります。

閉経後の女性に多い「骨粗しょう症」の予防にもおすすめです。

むくみ解消の効果

きのこ類には「むくみ解消の効果」が期待できます。

きのこ類にはカリウムも含まれています。カリウムは、体内の余分な塩分と水分を排出してくれるミネラル。

むくみの解消に効果を発揮してくれます。

なかでも、マイタケとしいたけには、豊富なカリウムが含まれています。

抗ストレス効果

きのこ類には「抗ストレス効果」が期待できます。

エノキタケやなめこには「ギャバ」というアミノ酸が含まれています。

これは、神経の興奮を抑えてくれる成分。

近年、ギャバ入りのチョコレートなども発売されており、ご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

このギャバの働きにより、イライラや焦燥感を抑えることができて、ストレスを軽減することができます。

ギャバ入りのチョコレートは、食べ過ぎるとカロリー過多になってしまいますが、きのこであれば安心。

ストレスによるドカ食いなども予防できて、ダイエット中の方にもおすすめです。

キノコキトサンは冷凍すると効果アップ!

きのこは冷凍すると効果アップが期待できます。

近年、冷凍エノキやエノキ氷など、きのこを冷凍する調理法が話題となっていますよね。

実はこれには、脂肪の吸収を抑える「キノコキトサン」の効果を上げる作用があるのです。

キノコキトサンはきのこの細胞壁の中に存在するため、身体に吸収されにくいというデメリットがあります。

そのデメリットを回避できるのが、冷凍!

冷凍することで、細胞壁が破壊されて、キノコキトサンが吸収されやすくなるのです。

冷凍エノキやエノキ氷は、この性質を活かした調理法。生で食べるよりも効果をアップすることができます。

また、細胞壁を壊すことで、うま味も流れ出して、美味しさもアップするといううれしいメリットも♪多めに買って余ってしまったときにも、冷凍保存できれば後日使うこともできて効率的ですよね。

このように、メリット満載の冷凍保存。効果を高めたい方は、ぜひ試してみてくださいね!

まとめ

きのこの効果・効能について紹介しましたが、いかがでしょうか?

きのこ類には、中性脂肪やコレステロールを減らす効果や免疫力の向上など、さまざまな健康効果が期待できます。

冷凍保存をすることで、効果をアップさせられるのも興味深い点ですよね。

是非、毎日の食事に、いろいろな種類のきのこを取り入れて、ダイエットや健康に役立ててみてくださいね!