イソフラボンは「女性ホルモンに良い影響をもたらす」「女性に欠かせない栄養素である」と言われています。

大豆などに多く含まれている栄養素です

イソフラボンを多く含む食品やサプリ、栄養補助食品などが多く流通しており健康を意識する女性が積極的に摂取しています。

しかしその一方でイソフラボンの副作用についても年々問題視する声が上がってきています。

そこで今回はイソフラボンの具体的な効果とその副作用について解説します。



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イソフラボンとはどんなもの?

イソフラボンはポリフェノールの一種で大豆などのマメ科の植物に多く含まれている栄養素です。

イソフラボンは特に大豆製品に豊富に含まれています。

イソフラボンは、女性ホルモンの1種であるエストロゲンに似た働きを持つことが解っています。

その働きから「植物性エストロゲン」とも呼ばれています。エストロゲンは女性らしい体づくりに欠かせないホルモンです。

その他にもイソフラボンには抗酸化作用があることが解っています。

イソフラボンの効果とは?


イソフラボンの効果には大きく分けて「2」つの効果が期待できます。

イソフラボンの持つ健康や美容効果は「エストロゲンに似た作用による効果」「抗酸化作用による効果」の2つに大きく分けて考えることができます。

エストロゲンに似た作用で得られる【12】の効果

エストロゲンと似た働で「12」の効果が期待できます。

エストロゲンは女性に欠かせないホルモンです。不足することで様々なトラブルを引き起こします。

その不足を補うことができるイソフラボンを摂取することでエストロゲンが十分に分泌されているのと同じ状態を作ることが可能です。

エストロゲンのような効果
  • 肌のターンオーバーを正常にし、シミやシワ、くすみなどを防ぐ
  • コラーゲンの生成を促してハリのある肌にする
  • 生理周期を整え、生理不順を改善させる
  • 自律神経を安定させ、イライラを防ぐ
  • 髪の潤いやハリを保つ
  • 胸周りの脂肪を発育させる作用により、バストアップ効果が得られる
  • 骨が丈夫になり骨粗しょう症の予防ができる
  • 膣の自浄作用が高くなる
  • 卵子の質を高め、排卵がスムーズになる
  • 子宮内膜が厚くなり、着床率が高まる
  • 更年期障害の予防や改善
  • PMS(生理前症候群)の改善


エストロゲンそのものを分泌させる方がより効果的ですが、エストロゲンの分泌を促すのは簡単ではありません。

似た働きを持つイソフラボンを摂取することでより簡単にエストロゲン不足を補うことができます。

抗酸化作用により得られる6つの効果

イソフラボンの抗酸化作用で「6」の効果が期待できます。

ストレスや不規則な生活習慣、紫外線などにより体内には「活性酸素」が発生します。

活性酸素は細胞を酸化させてしまい、老化を促進すると言われています。この老化を食い止める作用が抗酸化作用です。

ポリフェノールには抗酸化作用があることが解っていますが、中でもイソフラボンは特に高い抗酸化作用があることが研究により判明しています。

抗酸化作用による効果
  • 白髪を防ぐ・髪のハリやツヤをアップさせる
  • 免疫力を高める
  • 筋力が落ちるのを防ぐ
  • 肌の老化(シミ・シワ・たるみ・くすみなど)を予防する
  • 視力が落ちるのを防ぐ
  • 歯と骨を強くする



肌や髪など美容に関する老化を予防することはもちろん、全ての細胞の老化を改善する作用が期待できるため、アンチエイジングに適していると言われています。

乳がん予防にも効果がある?


イソフラボンが豊富な大豆製品で乳がん予防にも良いという研究結果もあります。

国立がん研究センターが10年かけて調査した結果、イソフラボンが多く含まれる大豆製品の摂取が多いほど、乳がんのリスクが下がることが解りました。

近年は日本女性の間でも乳がんが増えており、若い人もかかるがんとして知られています。

イソフラボンは美容や健康のみならず「乳がん」といった大きな病気の予防にも効果があるのではと言われています。

大豆には植物性エストロゲンのひとつであるイソフラボンが含まれています。これはその形が女性ホルモンに似ていることから動物実験などにおいて、乳がんを抑制する効果があることが知られています。また、大豆製品はアジア諸国で多く食べられていますが、欧米ではほとんど食べられていません。我々の研究では日本人と米国白人では700倍も摂取量が違うというデータもあります。この摂取量の差がアジアと欧米の乳がん罹患の差と関連しているのかもしれません。しかもこの研究はアジアでしかできないのです。
(引用元:日本における大豆、イソフラボン、乳がんリスクの関係

イソフラボンの副作用ってどんなもの?

美容や健康に様々な効果をもたらすイソフラボンですが、過剰摂取をすると副作用が現れる可能性があります。

PMSの症状が重くなったり月経不順になる可能性も

イソフラボンの過剰摂取はPMSの症状が重くなったり月経不順になる可能性が言われています。

イソフラボンはPMSの軽減に効果的だと言われています。

しかし、イソフラボンを摂取しすぎると「エストロゲンが大量に分泌されている」と体が認識し、エストロゲンではなくプロゲステロンというもう1つの女性ホルモンの分泌量を増やしてしまいます。

エストロゲンとプロゲステロンのバランスが不安定になりPMSの症状を重くしたり、月経不順を引き起こす可能性があります。

エストロゲン不足の場合はイソフラボンの摂取で防ぐことができると考えられていますが過剰摂取すると逆効果となってしまうので気を付けましょう。

長期間の過剰摂取でがんリスクが高まるとも言われている

イソフラボンを長期間にわたり過剰摂取を続けると「ガン」のリスクを高めるといった研究もあります。

アメリカの研究では長期間イソフラボンのサプリメントを摂取すると子宮内膜がん・膀胱がんのリスクが高くなると指摘されました。

また、乳がんに関するリスク。適量のイソフラボンを摂取していれば乳がんリスクを下げることが可能ですが、過剰摂取すると逆にがんの進行を促進してしまいます。

ただ、確証を得たわけでなく継続して研究は進められているようです。

参考:大豆イソフラボン、女性で摂取量が多いと肝がんリスクが高くなる

1日の適正量を過剰にオーバーし続けなければ副作用は現れない

イソフラボンの副作用はあくまでも「長期的に過剰摂取をした場合」に起こるものです。

1日当たりの適正量を過剰にオーバーし続けなければ、副作用を怖がる必要はありません。

最近までイソフラボンの副作用はあまり注目されていませんでした。

イソフラボンはエストロゲンに似た作用を持っていますが、あくまでも似た作用でありエストロゲンほど高い効果はありません。その分、目立った副作用は見られていませんでした。

しかし、近年はサプリメントなどで大量にイソフラボンを摂取する人や豆乳を健康のために大量に飲む人が増え、その副作用が判明してきたのです。

1日の摂取上限量は75㎎。

そのうちサプリメントからの摂取は30㎎までと推奨されています。

この摂取目安量を超えて摂取すると「過剰摂取」となり、副作用が起こる可能性があります。

イソフラボンの摂取方法

イソフラボンを摂取するのは食品からとる方法とサプリメントなどから撮る方法があります。

大豆イソフラボンが多く含まれる食品


大豆イソフラボンが多く含まれる食品を紹介します。

食品名 内容
納豆 約35㎎/1パック
豆乳 約32㎎/125ml
きな粉 約18.6㎎/大さじ1
味噌 約8.3㎎/大さじ1
豆腐 約23㎎/半丁
大豆 約140㎎/100g
おから 約10.5㎎/100g

1日に摂取する大豆製品の一例

朝に納豆を1パック(37㎎)食べて、昼に豆乳を1パック(37㎎)飲めば合計約74㎎となるので十分なイソフラボンが摂取できます。

サプリメントで30㎎イソフラボンを摂取する場合は残り45㎎までなら食品から補っても構いません。

この場合は大豆製品は1日当たり納豆1パック程度に抑えておくといいでしょう。

1つの食材に偏るのはよくないので、バランスよく色々な大豆製品を自分が取り入れやすい方法で摂取していきましょう。

偏食気味ならサプリメントに頼ってもOK


食事でイソフラボンを摂取できない人はサプリメントを活用しましょう。

意識していれば食事からだけでも十分にイソフラボンを摂取することが可能です。安易にサプリメントを飲むと食品と合わせた場合に過剰摂取になる可能性もあります

しかし、サプリメントからの摂取も30㎎までならOKと推奨されています。

大豆製品があまり好きではない、偏食気味でなかなか食事に気を使えない、という方はサプリメントからイソフラボンを取り入れてもいいでしょう。

まとめ

イソフラボンは美肌にも健康にもよい栄養素で、特に女性にとっては嬉しい効果がたくさんあります。

副作用が出るのは過剰摂取を続けた場合のみなので、怖がらずに積極的に摂取しましょう。

イソフラボンの効果は持続して摂取し続けることで現れます。

また、大豆には、イソフラボンだけではなく、「大豆サポニン」、「大豆レシチン」などの有効成分も含まれています。

「納豆」「みそ汁」「豆腐」などの取り入れやすい食材を中心にして、いつもの食事に大豆製品を取り入れる習慣をつけていきましょう。



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