2014301352267
マーガリンが危険!?

これが本当だとしたら、あまりにも身近な食材だけにちょっとショックですよね。

マーガリンの何が問題になっているのかというと、マーガリンの中に含まれている「トランス脂肪酸」なんです。

アメリカなどの欧米諸国におけるトランス脂肪酸に対する危機感は日本以上で、トランス脂肪酸の使用規制、廃止など推し進められています。

マーガリンは日本人にも非常に身近な食材だけに、私たちの体にどのような影響があるのか気になるところです。

今回は、マーガリンの危険性について分かりやすく解説します。



スポンサードリンク


マーガリンの危険性はトランス脂肪酸が原因!

マーガリンには、トランス脂肪酸が多く含まれています。

このトランス脂肪酸が、マーガリンが危険だと言われている原因です。

マーガリンの製造過程でトランス脂肪が発生

マーガリンは、植物油を加工して製造されますが、その過程で、本来、液体の植物油を固形化する為に、「水素添加」が行われますが、その時に「トランス脂肪酸」が多く発生してしまいます。

その為、マーガリンには、多量の「トランス脂肪酸」が含まれています。

同じように、植物油を加工した、「ショートニング」、「ファットスプレッド」などにも「トランス脂肪酸」が多く含まれています。

これらを、使って作られた、お菓子、パン、ケーキなどの商品にも「トランス脂肪酸」が多く含まれる事になります。

トランス脂肪酸は、牛肉や羊肉、牛乳や乳製品の中にも微量ですが天然のトランス脂肪酸が含まれています。

高温加熱した植物油にもトランス脂肪酸が多い

植物油を高温加熱することでも「トランス脂肪酸」が多く発生します。

安価な植物油にもトランス脂肪酸が多く含まれる

植物油の製造過程で、脱臭処理などで高温加熱されると「トランス脂肪酸」が多く発生しなす。

そのため、多くの商品では、出来るだけ高温にならないような製造方法を取り入れていますが、多少の「トランス脂肪酸」は発生してしまいます。

驚くことに、激安の悪質な植物油は、おかまいなしで高温処理されて作られる商品も存在します。このような植物油には、大量の「トランス脂肪酸」が含まれていることがあります。

安すぎる植物油には、このような危険性もあるので、植物油を選ぶ際には注意が必要です。

高温加熱した植物油にもトランス脂肪酸が多い

2013182162027
植物油を、料理などで高温加熱した時にも「トランス脂肪酸」が多量、発生します。

油の温度とトランス脂肪酸
  • 160度~ トランス脂肪酸が増える
  • 200度~ トランス脂肪酸が急激に増える


一般的に200℃以上になると、トランス脂肪酸は急激に増え始めると言われています。

揚げ物をするとき、よく料理のレシピに書かれてある温度は大体180℃前後が多くて、200℃を超えて揚げるということは通常はほんどありません。

しかし、油の温度が200℃以下でも同じ油を繰り返して使用すると「トランス脂肪酸」は徐々に増えるので注意が必要です。

スーパーで買う惣菜や、レストランやファーストフードで食べる揚げ物は、長時間の加熱調理された油を使う事もあるので「トランス脂肪酸」が多く含まれている可能が高いと言えます。

また、何度も加熱した油は劣化が激しく、活性酸素を生成、増やします。そういう意味からでも、何度も加熱した油の使用は控えたいものです。

マーガリン(トランス脂肪酸)の危険性

トランス脂肪酸は必須アミノ酸やビタミンのように食品から摂る必要がないものです。

摂り過ぎによる健康への害が問題といわれています。

動脈硬化を進めるの危険性

7

トランス脂肪酸の最大の危険性は成人病の大敵である動脈硬化を進めてしまうことです。

トランス脂肪酸を摂り過ぎると、悪玉(LDL)コレステロールが上昇、善玉(HDL)コレステロールが減少という血管へのダメージが大きくなり、動脈硬化の危険性が高まります。

動脈硬化が進むと、狭心症、脳梗塞、心筋梗塞などの命に関わる致命的な病気が発生しやすくなります。

トランス脂肪酸が危険だと指摘されている最大の要因が、この動脈硬化を進めてしまう事です。

糖尿病発症のリスクを高める

トランス脂肪酸の摂り過ぎは糖尿病発症のリスクを高めという報告もあります。

血糖値を下げるホルモンにインスリンという物質があります。インスリンは細胞に入りこんで血糖値を下げるなど、自分の役目を果たします。

ところが、トランス脂肪酸は、インスリンが入ろうとする細胞膜の構造を変えてしまいます。そのため、インスリンは細胞の中に入ることができなくなります。

いくら、インスリンが分泌されても細胞内に入れないので、血糖値が高くなっても、インスリンは自分の仕事ができず、血糖値は上昇したままということになります。

このような過程で糖尿病(2型)を発症する危険性が高まっると言われています。

ただ、糖尿病発症に対するリスクについては、さまざまな報告があり、確かな確証はまだ得られていないようです。

アレルギーのリスクを高める

トランス脂肪酸の摂り過ぎはアレルギー反応のリスクを高めてしまいます。

油とは関係ないように思えるアレルギーも、トランス脂肪酸によって引き起こされる可能性が指摘されています。

農水省もトランス脂肪酸とアレルギーの「関連性が認められた」と発表しており、アレルギー体質の人も気を付けたほうがいいでしょう。

不妊のリスクが高まる

トランス脂肪酸の摂り過ぎは不妊のリスク高めるという報告があります。

ハーバード大学医学部の研究で、トランス脂肪酸の摂り過ぎは、卵巣、精巣といった男女の生殖器の働きを低下させると判明しました。

卵子の成熟過程で、あるいは精子形成に障害が起きるなど、男女ともに、不妊のリスクが高まると考えられています。

ただ、不妊に対するリスクについては、さまざまな報告があり、日本では確かな確証はまだ得られていないようです。

日本でマーガリン(トランス脂肪酸)が禁止にならない理由

201416801229

トランス脂肪酸を多く含む「マーガリン」は日本ではなぜ禁止にならないのでしょうか?

アメリカではトランス脂肪酸の使用規制が行なわれていて、平成18年には食品への添加は全禁止の予定になっています。

その一方で、日本は禁止どころか規制もされていません。何故、日本は禁止にならないのでしょうか?

日本人の平均摂取量が目標値を下回っている

日本人のトランス脂肪酸の摂取量が世界的はそんなに多くないと報告されています。

WHO/FAOという合同食品添加物専門家会議で「トランス脂肪酸摂取量は総エネルギー摂取量の1%未満を目標に」などといった資料が公開されています。

日本人が現在、摂っているとされるトランス脂肪酸量の平均値は「0.92~0.96g/日」となります。この数字を総エネルギー摂取量に換算すると、0.4~0.5%ぐらいになります。

この数字をみておわかりいただいたと思いますが、日本人の平均摂取量は国際機関が決めた目標量を完全に下回っています。

その為、現状では「マーガリン」の摂取に対して特別な禁止などの制限を加えていないというかが実情です。

決して、マーガリンの摂取を推奨している訳ではなく、「出来れば摂取を減らした方が良い」というのが現実です。

アメリカでは過剰に摂り過ぎているので禁止に

アメリカのトランス脂肪酸摂取量は3%近くにまで増えており「2%未満」という目標値に到達していません。

トランス脂肪酸の摂り過ぎによる健康被害の重大さを考えると、このまま放置するわけにはいかず、2018年までにはトランス脂肪酸の食品添加の全禁止を目指しているわけです。

マーガリンなどトランス脂肪酸が多く入った食品

マーガリンなどトランス脂肪酸が多い食品を紹介します。

朝食にパンを食べる人が多いせいか、マーガリンばかりが注目されていますが、実はマーガリン以外にもトランス脂肪酸を含んだ食品は、非常に多いのです。

トランス脂肪酸の多い食品
  • マーガリン   7.0g/100g(※1)
  • ショートニング  13.6g/100g
  • ビスケット    1.8g/100g
  • バター     1.95g/100g
  • クリーム類   3.02g/100g
  • マヨネーズ   1.24g/100g
  • スナック菓子  0.62g/100g
  • 菓子パン    0.2g/100g
  • チョコレート  0.15g/100g
  • インスタントラーメン  0.13g/100g

※1:食パン一枚にマーガリンを5〜10g塗ったとしてトランス脂肪酸は0.35~0.7g

参考:食品に含まれる総脂肪酸とトランス脂肪酸の含有量

上記はほんの一部ですが、私たちが大好きなものに非常に多くのトランス脂肪酸が含まれていることに気付きます。

食部100gあたりにトランス脂肪酸が1g以上含まれていれば、トランス脂肪酸の多い食品と判断し摂取に注意したほうが良いでしょう。

マクドナルドではトランス脂肪酸を減らす対策を実施している!

poteto

マクドナルドのマックフライポテトなどのトランス脂肪酸についていろいろな噂が出ていました。

マクドナルドでは、フライ油の変更などでトランス脂肪酸を減らす対策を行っています。

日本マクドナルドは、欧米のトランス脂肪酸の規制とともに、これまでに原材料や調理方法などの研究に取り組んできました。2007年にトランス脂肪酸を減らすため原材料の一つであるフライ油の仕様を変更いたしました。このフライ油の仕様を変更したことで、マックフライポテトに含まれるトランス脂肪酸の量を減らすことが出来ました。私たちは、お客様においしく楽しくお食事をお召し上がりいただきたいと考えています。
引用元:マクドナルド

まとめ

マーガリンの危険性について解説しましたが、いかがでしょうか?

マーガリンを適量、食べているだけでは、そんなに危険性はないかもしれませんが、出来だけ「トランス脂肪酸」の摂取を減らすという意味では、食べる量を減らす又は積極的には食べない方が良いでしょう。

トランス脂肪酸についてはまだ研究段階で、はっきりとわかっていないことも多いといわれています。

また、公表されているトランス脂肪酸に関するデータは、主に欧米人の場合のものがほとんどであり、欧米人と同じような影響が日本人にもあるかどうかはまだ明確になっていないというのが現在の農林水産省の見解です。

とはいえ、日本人の食事も西洋化されて、生活習慣病に罹る人が増えていることを考えれば、トランス脂肪酸をはじめとする脂質の摂り過ぎには注意していくことが大切ですね。



スポンサードリンク