昔から健康にいいと考えられているお蕎麦には「ルチン」が豊富に含まれています。

最近は、ダイエットやメタボが気になる人では炭水化物を敬遠する傾向もみられます。

そんな炭水化物の中でも、蕎麦はいろいろな面で健康へのメリットがある食品です。

今回はそんな蕎麦に非常に多く含まれる「ルチン」を中心として、蕎麦の健康への効果を解説します。

炭水化物を食べるのであれば、お蕎麦は非常にお勧めです。メタボ気味のあなたにも、うれしい効果があります。

昔から日本人に親しまれてきた麺類、お蕎麦の魅力に迫ります。



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蕎麦にはどんな栄養素が含まれる?

蕎麦には「ルチン」をはじめ豊富な栄養素が含まれています。

蕎麦は栄養満点の太りにくい炭水化物

蕎麦が健康にいいと言われている理由は、そこに含まれる豊富な栄養素です。

白米やパンに比べると、蕎麦に含まれるビタミン・ミネラル・ルチン・タンパク質・食物繊維などは非常に豊富です。

イライラを沈めるビタミンB1や便秘を解消させる食物繊維、高血圧予防に効果のあるコリン、血液循環を良くするナイアシンなど、蕎麦には体に優しい効果のある栄養素がたくさん入っています。

蕎麦を食べることで、白米やパンなど他の炭水化物ではとれない栄養素を豊富に摂ることができます。

蕎麦に多く含まれるルチンに注目

豊富な栄養素の中でも、注目されているのが「ルチン」です。

このルチンはポリフェノールの一種、「フラボノイド化合物」と言われるものです。

1930年代に発見され、出血を引き起こす病気の治療に有効であったため「ビタミンP」とも呼ばれてきました。

現在では、ルチンにはそれ以外にもかなり多様な作用があることがわかっています。

ルチンは柑橘系やベリーなどの果物にも比較的多く入っているのですが、蕎麦であれば一食で一日分のルチンを簡単に取ることができると言われています。

ルチンを効果的に取るには、蕎麦は最適な食品です。

そんな蕎麦に含まれる重要な栄養素、ルチンの効果を見ていきましょう。

ルチンの血管系への効果

ルチンで最も注目されている効果が血管を健康に保つ効果です。

ルチンで強く弾力性のある血管を作ることができると、以下のようなメリットがあります。

出血性疾患の予防!もともとルチンは治療薬だった!

ルチンはビタミンCと一緒に働くことで、毛細血管の強度を高めてくれる作用があります。

そのため、血友病など出血しやすい病気だけでなく、脳の出血による脳卒中や、歯茎が弱くなることで起こる歯肉出血など、出血性の病気を予防の効果が期待できます。

もともとルチンはこういった病気の「治療」に使われていた物質です。その為、出血性疾患の予防への効果はとても期待できるわけです。

生活習慣病の予防・改善

ルチンは血管の強さだけではなく弾力性を高めてくれます。

メタボの人は、血中のコレステロールが血管の壁に蓄積して、血管が硬くなり弾力性が落ちてきてしまいます。

その状態が続くと、動脈硬化になってしまい、脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こす原因になります。

日本人の死因の25%は、動脈硬化が関連している可能性がある病気であり、動脈硬化を防ぐことは長生きするための重要なポイントですね。

また、動脈硬化になってしまった血管は柔軟性がなく拡張しにくくなってしまうため、血圧が上がっても血管が反応して十分に広がることができず、高血圧を悪化させる要因の一つになってしまいます。

さらに高血圧になると血管への負担が増えて動脈硬化が進行するという悪循環が引き起こされてしまいます。

ルチンはこの血管の弾力性を保つ効果があるので、動脈硬化や高血圧などの怖い生活習慣病の予防や改善効果が期待できますね。

特にメタボ気味の人にはぜひ注目してほしい効果の一つです。

血液の流れを良くして心臓の負担を軽減!心臓病の予防

ルテンには高血圧に効果的だと言われています。

ルチンは弾力がなくなり、硬く柔軟性がなくなった血管を若々しい弾力のある血管に変える働きがあるので、血液の流れが良くなります。

血液循環が良くなり、臓病や狭心症・心筋梗塞などの心血管性疾患と呼ばれる病気の予防にもなります。

心臓が悪い家系の人や、もともと高血圧気味の人はルチンを取って心疾患を予防しましょう!

ルチンの健康への効果

ルチンは弾力のある強い血管を作るという作用が特徴的なのですが、それ以外にもいくつかうれしい健康効果があります。

特に中年以降に多い病気を予防する効果が、実験動物などで確認されているのでご紹介いたします。

糖尿病の予防と肝臓の保護作用

ネズミの一種であるラットを使った実験によって、ルチンには糖尿病の予防と肝臓の保護作用があることも確認されています。

ルチンには、すい臓にダメージを与える物質の働きを弱めて、糖尿病の原因となるインスリンの分泌低下を抑える作用があるようです。

実際にルチンを与えたラットで血糖値の上昇を防げるというデータが出ています。

また、ルチンを飲んだラットでは、肝障害を起こす物質を注射しても肝臓の数値が上がりにくいという結果も出ています。

ルチンはすい臓だけではなく、肝臓の保護作用も持ち合わせているんですね。

不健康な食生活や暴飲暴食などで、普段からすい臓や肝臓に負担をかけていませんか? そんな人には注目してほしい効果です。

脳の健康にも効果的!認知症を予防する抗酸化作用

ルチンの抗酸化作用が脳の健康にも効果が期待できると言われています。

ポリフェノールに共通する強い抗酸化作用を持っています。

ルチンにはルチン独特の様々な作用がありますが、ルチンは抗酸化物質の王様「ポリフェノール」の一種です。

抗酸化作用にはさまざまな効果があるのですが、ルチンの実験で分かったことの一つが認知症を予防する効果。

体の酸化や炎症を起こす複数の物質を抑えることで、脳細胞の酸化を抑えて、老化の進行を防ぎます。こうした作用が、認知症にも有効だと考えられています。

抗酸化作用があるため、他にも、アンチエイジングや美肌、疲労回復、がん予防などの効果も期待できますね。

ひざの痛みも軽減する!変形性関節症を改善する効果

ルチンには他の物質と協力して変形性関節症を改善する効果が確認されています。

こちらはヒトの研究によりわかったことですが、酵素の一種であるトリプシンとブロメラインをルチンと併用することで、ひざの痛みを伴う変形性関節症に有効であったことが報告されています。

また、先ほど上げたように、炎症起こす物質を抑える作用も確認されているため、抗炎症作用によっても関節の炎症や痛みに有効である可能性があります。

関節痛があると動きたくなくなり、不健康になるという悪循環を起こします。関節を健康に保って、元気な生活を送りましょう。

まとめ

蕎麦に含まれるルチンのパワー、いかがでしたか?

ルチンを含め、蕎麦からとりたい栄養素はそば粉に含まれています。

そのため、同じ蕎麦でもそば粉の割合が多いそばを選ぶことも、蕎麦で健康になるためには重要なポイントです。

また、ビタミンCと同時に取ることで血管の健康を保つ相乗効果が得られると言われています。

ビタミンC豊富なノリをたくさんかけて食べてくださいね。

健康への効果がたくさんある蕎麦は、まるでスーパーフードです。

そんな栄養満点の蕎麦を食べて、体に優しい食生活を送りましょう。