豆乳の効果は女性にうれしい働きがあると言われています。
近頃では、豆乳も一般化していて簡単に手に入ります。例えば、豆乳ラテや豆乳スープ、豆乳鍋など豆乳を使用したレシピもすっかり普及しています。
しかし、豆乳は体に良いと分かっていても実際にその効果について良く判っている人は少ないと思います。
そこで今回は、豆乳が女性にもたらす優れた効果や注意点を詳しく解説します。
豆乳の効果は、本当にすごいので、是非、チェックしてみてください。
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豆乳とは
豆乳とは、「大豆を水に浸してすりつぶし、水を加えて煮詰めた汁を濾した飲み物」です。
ちなみに、豆乳ににがりをいれて冷やすと豆腐になります。また、豆乳をしぼった残りは「おから」になります。
豆乳の種類
豆乳は次のような3種類に分類されます。
無調整豆乳
大豆を絞ったまま何も加えられていない豆乳を「無調整豆乳」といいます。
大豆たんぱく質が3.8%以上含まれています。大豆本来のコクや青臭さがあるため、少々飲みにくいという特徴があります。
調製豆乳
無調整豆乳に塩や砂糖を加えて、飲みやすくしたものを「調製豆乳」といいます。
大豆たんぱく質が3%以上含まれています。無調整豆乳に比べて大豆本来の青臭さは感じにくい飲料です。
豆乳飲料
調整豆乳に、果汁や紅茶などで風味づけしたものが豆乳飲料です。
大豆たんぱく質が0.9%以上含まれています。豆乳の香りが気にならないため、苦手な方も飲みやすい飲料です。
豆乳に含まれる成分
豆乳に含まれる主な成分を紹介します。
- 大豆たんばく質
- イソフラボン
- サポニン
- レシチン
- オリゴ糖
- フィチン酸
- ビタミンB群
- ビタミンE
- カリウム
- マグネシウム
豆乳の効果
それでは、豆乳にはどのような効果があるのでしょうか?
さっそくチェックしていきましょう。
ホルモンバランスを整える
豆乳に含まれているイソフラボンは、女性ホルモンの一種「エストロゲン」と似たような働きをします。
それにより、乱れがちなホルモンバランスを整えることができます。
ホルモンバランスは、加齢や食生活の乱れや睡眠不足、ストレス、運動不足などさまざまな原因で乱れがちなので意識的にケアしていくことが大切です。
ホルモンバランスを整えることで、次のような働きが期待できるとと言われています。
生理痛を緩和する
豆乳のホルモンバランスを整える効果で生理痛の緩和が期待できます。
生理痛は、エストロゲンの低下が原因のひとつとされています。
生理前に豆乳を飲んでホルモンバランスを整えておくことによって、辛い生理痛の症状を緩和できるといわれています。
不安感の解消
豆乳のホルモンバランスを整える効果で自律神経が整いイライラや不安感の解消が期待できます。
自律神経は、ホルモンバランスと深い関わりがあります。
大豆イソフラボンのよりホルモンバランスを整えることによって、自律神経が整い、イライラや不安感を解消することが期待できます。
更年期障害の症状を緩和できる
豆乳のホルモンバランスを整える効果で更年期障害の症状の緩和が期待できます。
「更年期障害」は、女性ホルモンの減少が原因で起こります。
女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンが含有されている豆乳を飲むことで、のぼせやイライラなど、辛い更年期障害の症状を緩和できるといわれています。
骨粗しょう症の予防になる
豆乳のホルモンバランスを整える効果で骨粗しょう症の予防が来た出来ます。
骨の中がスカスカの状態になり、骨がもろくなる骨粗鬆症。
特に女性ホルモンが減少する閉経後の女性に多くみられるといわれています。
骨の形成には、カルシウムやマグネシウムなどと同様に、女性ホルモンも大切な役割を果たしています。
女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンを含有している豆乳は、骨の形成によい効果をもたらします。
美肌&美髪効果
豆乳のホルモンバランスを整える効果で更年期障害の症状の緩和が期待できます。
豆乳には、肌や髪に、女性らしい美しさをもたらす効果があります。
豆乳の中に含まれているイソフラボンは、女性ホルモンの一種「エストロゲン」と似た働きをするため、ホルモンバランスを整えます。
ホルモンバランスが整うと、皮脂分泌と水分のバランスがよくなり、きめ細かい肌や艶やかな髪を育てることに繋がります。
また、豆乳に含まれる「サポニン」は、抗酸化作用のある成分なので肌を老化させる活性酸素を除去して、老化を遅らせる効果があります。
その他にも、肌の新陳代謝を促進する「ビタミンB群」や、血行を良くしてくすみを改善したり、過酸化脂質を抑制する「ビタミンE」も含まれています。
このように豆乳には、美肌&美髪作りに欠かせない、さまざまな有効成分が含まれています。
動脈硬化の予防効果
豆乳には成人病の原因となる動脈硬化の予防の効果が期待できます。
豆乳に含まれるサポニンには、血流の改善や悪玉コレステロールを減らす働きがあり動脈硬化の予防が期待出来ます。
また、サポニンには免疫力を高める働きもあると言われています。
また、豆乳に含まれるレシチンにも、血流を良くし、悪玉コレステロールを減らす働きがあり、動脈硬化の予防が期待できます。
便秘解消効果
豆乳には、食物繊維、オリゴ糖、マグネシウムという「便秘」を解消する効果が期待できる成分が含まれています。
豆乳に含まれる食物繊維は、水溶性食物繊維といい、便を柔らかくする働きがあります。
また、「オリゴ糖」は善玉菌のエサとなり働きを活性化!
さらに、豆乳に含まれる「マグネシウム」も便を柔らかくして排出しやすいようにしてくれる効果がみられます。
このように豆乳には、便秘解消によい効果をもたらす、成分が豊富に含まれています。
便秘は20〜30代の約70%の女性が悩んでいるといわれています。
慢性的な便秘はあらゆる不調をもたらしますので、積極的に解消していくことが大切です。
ダイエット効果
豆乳はダイエットにも優れた効果を発揮します。
主な理由は次のような事です。
脂肪の代謝を促す
豆乳に含まれる「サポニン」という成分は、脂肪の代謝を促進する効果が期待できます。
脂質の代謝を行う「肝臓」の働きを高めることで、代謝を促します。
血糖値の上昇を緩やかに
豆乳に含まれるサポニンは、血糖値の上昇を緩やかにする働きがあります。
血糖値が急上昇すると、増えすぎた血中の糖を脂肪に変えて、溜め込もうとしてしまいます。
血糖値の上昇を緩やかにすることで、脂肪を溜め込まない太りにくい体質を目指すことができます。
特に、食事の30分前に摂取すると、サポニンの働きによって、脂肪やコレステロールの吸収を抑えられ、食事による血糖値の上昇を緩やかにすることができます。
満腹感をもたらす
豆乳をしっかり飲むことで満腹感をもたらしてくれます。
大豆のタンパク質は動物性のタンパク質に比べてヘルシーで、体内での吸収や分解に時間が掛かる為に満腹感が長続きします。
食前に飲むことで食べ過ぎを予防してくれたり、おやつ代わりに飲んで甘いものの摂取量を減らすこともできます。
豆乳の飲みすぎ注意!適切な摂取量
女性にとって優れた効果をもたらす豆乳ですが、飲み過ぎは注意した方が良いと言われています。
豆乳は食品なので、多少、多く摂取しても基本的に問題ないでしょう。
ただ、極端に取り過ぎたりすれば、栄養のバランスを崩したりお腹の調子を崩すこともあるので注が必要です。
日本では、成分の食品安全員会が「イソフラボンの摂取目安」を設定して推奨しています。
イソフラボン:1日の摂取目安(70~75mg)
メーカーにもよりますが、人気のある「紀文」の豆乳でみてみると、イソフラボン含有量は次のようになります。
- 無調整豆乳200ml:42ⅿg
- 調整豆乳200ml:38mg
豆乳のみで考えると、1日200ⅿlを1、2本飲んでもOKということになります。
ただ、大豆を使った食品は他にも多いので、1日1本が適切な量だと思われます。
豆乳だけでなくイソフラボンは大豆食品を摂ることで手軽に摂取できます。
- 納豆1パック:約36㎎
- 豆腐半丁:約40㎎
- 味噌汁1杯:約6㎎
豆乳や大豆製品を食べて摂取する大豆イソフラボンの摂取量は、極端な場合を除き知れていますが、イソフラボンをサプリメントなどで摂取している場合は、過剰摂取に注意しましょう。
まとめ
豆乳の効果について解説しましたが、いかがでしょうか?
豆乳は特に女性にとってうれしい効果がある食品です。
もちろん、一度、食べたからといって効果を感じることはできませんが、日々の食生活の中に豆乳を取り入れてみてください。
女性ホルモンが減少する年齢の人には、是非、飲んでほしいと思います。
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